このガイドでは誰がSignalに接続しているか確認する方法を説明します。また、このメッセンジャープラットフォームの提供するプライバシー性能と、それが他のWhatsAppTelegramなどのアプリとの違いとなる特徴にどのように影響しているか、この両者では利用できない機能があるのかも見てみます。まとめると、このガイドを読めばこのための機能があるかどうかや他のユーザーのステータスを調べることができるのかがわかります。

誰がSignalでオンライン状態か確認する方法

まず最初にSignalのフィロソフィーについて話しましょう。このガイドの内容と大きな関係があります。プライバシーにフォーカスしたアプリケーションであるため、多くの他のサービスに含まれている機能の多くがSignalにはありません。確かにプライバシーはどんどん失われていく貴重な資源ですが、それを保証するデジタルプラットフォームを使用することは多くの場合機能が不足することに繋がります。

そのため、オフィシャルでは、Signalは連絡相手がオンライン状態か確認する機能を提供していません。これはつまりユーザーがアプリケーションを使用中に他のユーザーが同じように接続中か確認する事ができないことを意味します。しかし、友だちがオンライン状態か確認するための間接的な助けとなるサインが存在しています。当然、この記事で繰り返すように、単なる兆候であり確定ではありません。

Signalで誰が接続中か知るための手がかりになるのは既読マークだけですSignalで誰が接続中か知るための手がかりになるのは既読マークだけです

なので続いてSignalが他のプラットフォームを真似ている一部の機能を紹介します:既読認証マークです。これはどのような機能?これはあなたのメッセージが相手に届いたときそして読まれたときに付くマークです。メッセージのこのステータスによって、相手がSignalに接続中か予測することができます。

Signalのメッセージは次の4つの異なるステータスに分類されます:

  • 送信中。このステータスは点線で構成された円となっています。メッセージがあなたのデバイスから送信中で相手のデバイスにまだ届いていないことを意味します。
  • 送信完了。メッセージが正しく送信されたら、円のアイコンとその横にチェックマークが表示されます。これはメッセージがSignalのサーバーに正しく送られたことを意味します。
  • 通達完了。メッセージが目的の相手のデバイスに届いたら、二重円のアイコンとその中にチェックマークが表示されます。これはメッセージが正しく相手のデバイスに送られたことを意味します。
  • 既読。相手がしっかりとメッセージを読んだことは内部にチェックマークがある暗い色の二重円で示されます。このステータスはメッセージを相手が読んだことを意味します。

これらのメッセージのステータスは連絡相手がオンライン状態かそうでないかを知る助けになります。例えば、送信したコンテンツがすぐに既読としてマークされたら、少なくとも、受信した相手がチャット画面を開いていることを意味します。これは会話に参加したい、話したいか分かるわけではありません。しかしデバイスを手にしてアプリにアクセスしていることを意味します。

注意する大切な要素は、この情報が常に正確とは限らないことです。繰り返しますが、このアプリの長所はプライバシーです。なぜかというと、Signalはアプリケーションの設定からユーザーが既読メッセージを表示しないようにコンフィグレーションすることを可能としているからです。連絡相手がこの機能を解除している場合、メッセージが送信して届いたことしかわかりません。既読かどうかはわかりません。

追加として、あなたのメッセージが送信完了や通達完了にならない理由もあります。三つの例を紹介します:

  • ブロックされている。この場合、メッセージは送信済みと表示されますが、通達完了にはなりません。相手がSignalを起動中でもブロックされているならそれを知ることはできません。
  • オフライン状態。メッセージが送信されない場合、プラットフォームに何らかの問題が発生しているか、自分のネット接続がないかや接続が安定していない可能性があります。
  • 相手がSignalをインストールしていない。はっきり言いましょう:このアプリの人気度は他と比べて低いです。多くのユーザーはSignalを使ったあとでもアカウントを削除せずにアプリをアンインストールしてしまうことがあります。

上述したことから、既読認証はSignalで連絡相手が接続中か確認する信頼できる方法ではないことが分かるでしょう。ただし、おそらくそれを知るための唯一の手がかりでしょう。