このガイドではAndroid端末でWhatsAppのバックアップがどこに保存されるかを説明します。この問題に関して読んでいくことで、WhatsAppで送受信したメッセージ、写真と動画のバックアップは期待されるほど簡単にアクセスできないことに気づくでしょう。しかし、安心しましょう、この記事ですごく簡単な方法で解説を行います。疑問に答えましょう!
WhatsAppのバックアップとは何か何のために使うか
WhatsAppのバックアップは個人情報を保護して必要なときに復元するためのシステムとなっています。他のバックアップと同じように、目的は情報を保存するだけでなく、同じデバイスもしくは別のデバイスで復元可能にすることです。
WhatsAppはどんどん多くのことのために使用されるので、全てのメッセージのバックアップを作成するのはすごく大切なことになります。例えば、このアプリケーションを子どもの学校に関する情報の受け取りのために使用する人、医療機関への問診を行うもしくは仕事の大切なファイルの受け取りに利用する人などがいます。それらがWhatsAppの使用に適切かどうかはここでは評価しませんが、現実で行われていることに疑問はありません。
バックアップには次の情報が含まれています:
- メッセージ。WhatsApp経由で送信した全てのメッセージの完全なバックアップができ、受信メッセージも同じく含まれます。一時的メッセージの場合、まだ期限が過ぎていないファイルだけ保存されます。
- 写真。バックアップにはデフォルトで送受信した画像ファイルが含まれ、これは個別のチャットのグループチャット双方が対象です。
- 動画。ユーザーがそのように設定した場合のみ動画も同じく保存されます(やり方は後述します)。受信した動画の数に応じてバックアップのサイズもかなりの大きさになることがあります。
- スタンプ。コレクションに保存されているスタンプもバックアップに保護されます。
- 音声。チャットのボイスメッセージもWhatsAppのバックアップに含まれます。
また、これらのコンテンツに加えて、この企業は他のコンテンツのバックアップも行い、プロフィール写真、プロフィールや追加されているグループ情報などがそれに含まれています。しかし同社によるとこれらの情報はアカウントに紐づけされており、WhatsAppのサーバーから復元され、バックアップから復元されるわけではないそうですが。
WhatsAppのバックアップはどこに保存されるか
次にいちばん大切な問題を解決しましょう:WhatsAppのバックアップはどこに保存されるのでしょうか?Android端末では、このアプリケーションは2つの場所にバックアップを行えます:
- ローカル。デバイスに保存されるバックアップファイルです。このため、WhatsAppを再インストールした場合、インターネット接続がない状態でも情報を復元することが可能になります。
- Google Drive。このバックアップはGoogleのサーバーに保存されます。このため、デバイスを紛失しても、別の端末へクラウド経由で復元することができます。Googleアカウントを使うだけで利用できます。
Google DriveにあるWhatsAppのバックアップを確認する方法
Google DriveのWhatsAppのバックアップは見ることができない状態です。これはつまり、アカウントに保存してそれに応じたストレージサイズを占めるものの、他のファイルやフォルダーと同じようにこのファイルにアクセスすることができないことを意味します。
Google DriveのWhatsAppバックアップを復元するための唯一の方法はこのメッセンジャーアプリのインストールプロセス中となります。その際にこのプラットフォームがバックアップを復元するか尋ねます。しかしそのためにはそのデバイスでGoogleアカウントへのログインを行っている状態であることが大切です。
WhatsAppのローカルバックアップへアクセスする方法
ローカルバックアップの場合、これはかなり簡単にアクセスができます。ファイルエクスプローラーを使い、WhatsAppのバックアップが保存されているルートへ移動するだけです。
WhatsAppの全てのバックアップが保存されるフォルダー
ファイルエクスプローラーで移動することになるルートは次のとおりです:
- 内部ストレージAndroidmediacom.whatsappWhatsAppBackups
このルートでは他の面白いフォルダーも見つかります。例えばMediaでは送信されたマルチメディアファイルが保存されています。
また、バックアップのファイルは暗号化されており、簡単に開くことはできません。パソコンでWhatsApp Viewerといったツールを使用しないとバックアップの中に含まれるコンテンツは見れません。このようなツールがあるものの、一部のファイルを開くことができない可能性もあります。なぜならWhatsAppは定期的に暗号化方法を変更するからです。わたしたちの推奨は期待している結果が得られるか少なくとも試していみることです。
WhatsAppでバックアップをしたり予定する方法
WhatsAppでバックアップをしたり予約するには、アプリケーションの設定から適切なセクションへ移動するだけです。
WhatsAppで自分でバックアップを作成するためのステップ
次のとおりです:
- WhatsAppの設定にアクセス。
- チャットをタップ。
- 続いて、バックアップをタップします。
- 最後に、保存ボタンをタップすることでバックアップを開始できます。
追加として、このセクションにはいくつかの選択肢があります。特に重要なのは次です:
- Googleアカウント。デバイスで2つのGoogleアカウントを設定している場合、どちらにバックアップを行うか選択することができます。どちらを選んだか覚えておくことは大切で、将来バックアップを復元する際に、どのGoogleアカウントから行うか覚えておくべきです。
- 定期。このセクションではチャットのバックアップをどの期間ごとに行うか設定することができます。大切なファイルを頻繁に受け取る、保存したいチャットをよく行うなら、おすすめは毎日を選択することです。
- 動画を含めるか。バックアップに動画も含めるかどうかを選ぶことができます。
- モバイルデータ通信を使用してバックアップ。このオプションはデータ通信量が少ないなら無効化するべきです。特に、バックアップに動画も含まれているならです。しかしデータ制限が無制限なら、この設定を有効化しておくことをおすすめします。これで、いつもバックアップが完了され、スマホがWi-Fiネットワークに接続しているかどうかが関係なくなります。
- エンドツーエンド暗号化バックアップ。バックアップへのパスワードを設定することが可能になります。これで他の人があなたの許可無しでファイルを復元することが避けられます。また、データを暗号化してGoogleもWhatsAppもバックアップに含まれる情報へアクセスできなくします。
大切なのは必要に応じてこれらのパラメーターを設定するために時間を割くことです。これでデータがしっかり保護されていることを保証できます。
WhatsAppのバックアップを復元する方法
WhatsAppのバックアップを復元するにはアプリケーションでログインを行う必要があります。ローカルバックアップがある場合、自動的に復元が行われます。
WhatsAppのバックアップ復元プロセス
しかしローカルでバックアップファイルがない場合、例えば新しいスマホに始めてインストールしたときなど、WhatsAppはクラウドを検索します。復元をタップしてプロセスが完了するまで数秒待ちましょう。
注意!もし間違ってスキップをタップした場合、WhatsAppの設定後にバックアップを復元することができません。もしそうなった場合、一番良いのはアプリのデータを全て削除して、最初からインストールをやり直しましょう。前のデータを復元せずにバックアップすることは一切あっていはいけません。その場合データは失われてしまい、新しいバックアップファイルがDriveの古いファイルを上書きしてしまいます。
WhatsAppのバックアップを削除する方法
最後に、WhatsAppのバックアップを削除する方法を紹介します。
Android端末のWhatsAppローカルバックアップを削除する方法
ローカルバックアップを削除する場合、次の通りの行います:
- ファイルエクスプローラーを開く。
- 内部ストレージAndroidmediaフォルダーへアクセスする。
- com.whatsappフォルダーを削除する。
また、アプリケーションの情報セクションからWhatsAppのデータを削除することでも同じ事が可能です。
Google Driveの全てのWhatsAppバックアップを削除する方法
そして、もしアプリケーションからGoogle Driveにバックアップを作成していた場合、このプラットフォームのデスクトップバージョンへアクセスする必要があります。おすすめはパソコンから行うことで、そこで次のことを行います:
- Google Driveのページで画面の上部にあるギアアイコンをタップします。
- 設定をクリックします。
- アプリケーションの管理セクションを開く。
- リストからWhatsApp Messengerを探す。
- オプションをクリックしてDriveとの接続解除を選択する。
- 表示されるダイアログでこのアプリケーションの生成した隠れたアプリケーションデータも削除するにチェックマークを入れましょう。
- 最後に、解除するをタップします。
Google DriveのWhatsAppのバックアップは削除され、アカウントのスペースを占める事がなくなります。
